近況報告
ホーム/近況/2025/07-23 『第49回曹洞宗宮城県第3教区主催こども禅の集い』
『第49回 曹洞宗宮城県第3教区主催 こども禅の集い』
主管:第3教区青年会 於:耕田寺
○当番寺院の裏方として
最終的には、直前まで「開催できるか、できないか」と悩みましたが、6年ぶりにようやく開催することができました。
ただ、当初は参加者が集まらず、締め切りを過ぎても定員には達しませんでした。震災前に当番を務めた頃の記憶から、「各寺院が割当人数で数人ずつ参加者を募ってくれるもの」と思い込んでいたこともあり、焦りがありました。
そんな中、教区長様より「たとえ参加者が少なくても、次年度のために必ず開催を」とのご判断をいただき、締め切りを開催1週間前まで延長していただきました。婦人会や駄菓子屋さんなどにもご協力をお願いし、再度参加者を募りました。
結果的には少人数ではあるものの、6年ぶりとしてはちょうど良い規模で実施でき、安心しました。次回はもっと早い段階で児童館や護持会などへ広報を行いたいと思います。「こういう活動をしていたなんて知らなかった」という役員の方や、「ぜひ孫を参加させたい」というお声もあり、ありがたいことに締め切り当日まで参加希望者が増え続けました。
○前日から当日の朝へ
前日には教区長様をはじめ、青年会の皆さんが準備を整えて一度帰山。当日朝7時には、青年会や寺院会の和尚様方が続々と集合されました。
各部屋の準備や持ち物の確認後、ミーティングを経て各担当場所へ移動。8時過ぎには、保護者に送られて子どもたちが集まり始めました。
初めての場所に不安そうな子、親御さんや学校の友達と離れたくない子、本堂の隅に座り込む子、様子をうかがう子、興味津々な笑顔の子、小さい子に優しく接する子など、様々な表情が見られました。
○朝の活動:お経と合掌の練習
最初の活動は、お経の読み方と合掌の練習。声を出さなかったり、手を顔の前に持ってこなかったりと、子どもらしい姿が見られましたが、担当の和尚様が優しく指導してくださいました。
はじまりの式の前に整列する段階でもざわざわしていましたが、たくさんの和尚様によるお勤めに圧倒されたのか、少しずつ緊張感を持って取り組むように。なんとかはじまりの式を終え、記念撮影を行いました。
しかし、午後から参加予定の子が集合写真に入れなかったのは少し残念。とはいえ、その子もお昼から元気に参加してくれました。
○暑さ対策と撮影の工夫
35〜36度と予報されたこの日の仙台は朝から猛暑。熱中症警戒アラートも発令されており、撮影時は向拝の屋根下に移動しましたが、逆光で奥が見えづらく、撮影には一苦労。過去の記念写真でも逆光で和尚様方の顔が暗くなっていたことを思い出し、納得。何人かで写真を撮りましたが、うまくいかず、パソコンのアプリを使って友人に修正をお願いしました。
○初めての坐禅体験
休憩時間にはトイレや水分補給を済ませ、子どもたちは次第に打ち解け、仲良くなる様子も見られました。
坐禅の時間には、文殊菩薩像や警策などが用意され、子どもサイズの丸い「座布」に座ること自体が初めての子も多く、足を組もうとして倒れたり、姿勢に苦戦したり。和尚様方のやさしい指導のもと、「法界定印」や「只管打坐」「面壁坐禅」などの難しい言葉は使わず、形をまねながら坐る体験が行われました。
ふざけていた子も、周囲の雰囲気につられて徐々に真剣な表情に変わり、静かに坐る5分、10分がどれほど長く感じたことでしょう。最後は丁寧に礼をして終えました。
※ 曹洞宗では、「坐禅」と表記します
○楽しいレクリエーション
続いてのレクリエーションでは、ビンゴや体を使った遊びに大盛り上がり。はじめはルールが難しく感じた子も、だんだん理解し、先生方と一緒に楽しい時間を過ごしました。見守る婦人会や護持会の方々も自然と笑顔に。
○中食(昼食)と陶芸体験
中食は、衛生管理やアレルギー対応などを考慮し、業者に委託。以前のように寺族や保護者が手作りする形ではありませんが、安全で準備や片付けの手間も少なく、午後の活動にスムーズに移行できました。おかわり自由だったこともあり、子どもたちも満足そうでした。
午後の陶芸体験は、蔵王の「万風窯」の先生方にご指導いただきました。何年ぶりでしょうか、懐かしい顔ぶれです。説明を聞いた子どもたちは目を輝かせ、それぞれに個性的な作品を作り上げました。希望の色を選び、名前を書き入れるまで、真剣に取り組んでくれました。
中食(昼食)
陶芸教室
○最後の坐禅とおわりの式
午後の坐禅では、午前中とは打って変わって姿勢も綺麗に。静かに心を整える子どもたちの姿に感動を覚えました。
おわりの式では、教区長様が一人ひとりのお名前を読み上げ、修了証を手渡してくださいました。実はこの修了証、教区長様が前日遅くまでかけて準備してくださったもので、子どもたちは思いがけないプレゼントに笑顔を見せていました。
忘れ物の確認をしながらも、どこか名残惜しそうな子どもたち。「友達できたよ!」と保護者にうれしそうに報告する子、「また来たい!」と言う子も。「6年生だからもう無理かな…」と言う子に、「私は5年生だから来年も参加できる!」と笑う子もいて、和やかな別れとなりました。
午後の坐禅
修了証書授与
○おわりに
寺のスタッフがそれぞれ撮影した写真を集めてみると、なんと250枚以上。どれも子どもたちの笑顔にあふれていました。
この体験が、子どもたちにとって何かの糧となること、そしてお寺がより身近な存在として感じてもらえるきっかけとなることを願っています。
最後になりましたが、教区長をはじめ、寺院会・青年会の先生方、そしてご協力いただいた皆さまに、あたたかいご支援とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
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