近況報告
第3教区主催 仏教夏季大学 開催報告
8月2日、塩釜壱番館にて、第3教区主催「仏教夏季大学」が開催されました。
講師には、昨年に引き続き、東北福祉大学学長であり千葉県・宝林寺ご住職の千葉公慈老師をお迎えしました。「仏教のいま、これから」と題し、深く心に響くご講話をいただきました。
千葉老師は、『 正法眼蔵髄聞記 』より道元禅師の教え、
おごるな
おこるな
いばるな
よくばるな
くさるな
あせるな
おごるな うぬぼれるな
まけるな くじけるな
を一つひとつ丁寧に解説され、「ひたすら坐禅することこそが、何よりも大切である」と説かれました。また、『スッタ・ニパータ』第854掲より、人生はよろこびとともにというテーマのもと、
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人としてこの世に生を受けることの尊さ(あること難し)
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健康で長寿を保てることのありがたさ(あること難し)
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正しい教えに出会い、学べることの貴さ(あること難し)
についてお話され、これら一つひとつの「ありがたさ」を受けとめて生きることの大切さを説かれました。さらに『 諸徳福田経 』をもとに、「福田〜仏教が教える幸せの作り方〜」というテーマでのご講話もありました。
とくに「三福田(さんぷくでん)」について、以下のようにご紹介くださいました。
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敬田(きょうでん):祈りの対象(宗教)→「信じる人はいますか?」
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恩田(おんでん):感謝の対象(倫理)→「感謝する人はいますか?」
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悲田(ひでん):救済の対象(福祉)→「守りたい人はいますか?」
このお話は、お袈裟を縫う会などに参加されている方には特にイメージしやすく、深く心に残る内容となりました。
涼しい塩釜壱番館・遊ホールでの開催は、連日の暑さの中でも快適な環境でしたが、つい眠気に誘われる瞬間もあったとか。それでも、千葉老師の穏やかなお人柄と、わかりやすく、時に笑いを交えた語り口により、楽しく有意義なひとときを過ごすことができました。
「来年は、いつも通り1日だったら参加できたのに……」という声もあり、日程面でのご要望もいただいております。
婦人会と寺族一同、心より感謝申し上げます。 合掌
千葉公慈老師プロフィール
1964年、千葉県市原市生まれ。
曹洞宗大本山永平寺公認講座講師、曹洞宗宗族通信教育委員会委員。
千葉県いちはら観光大使、株式会社小湊鐵道 取締役。
地域おこし隊「いっぺあ de 湊谷」代表として、地域活性化にも尽力。
2017年にはグッドデザイン賞(受賞番号:17G070631)を受賞。
専門分野はインド仏教教理学、日本文化論など。
主な著書
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『知れば恐ろしい日本人の風習』
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『仏教から生まれた意外な日本語』
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『心と体が最強になる禅の食』
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『うつが逃げだす禅の知恵』
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『お寺と仏教』(河出書房新社)
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『祖師に学ぶ禁煙の教え』(仏教タイムス社)
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『心に花を咲かせる言葉』(双葉社)
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『運がよくなる仏教の教え』(萩本欽一氏との共著/集英社) ほか
連載情報
曹洞宗機関誌『てらスクール』にて
仏教 はじまりの偉人伝」を月刊連載中。
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