近況報告
ホーム/近況/2026/08-23 徒弟、總持寺へ瑞世に行く
徒弟、總持寺へ瑞世に行く
曹洞宗では、出家してから一人前の僧侶となり、住職を務めるまでに、いくつかの大切な節目があります。
今回は、当寺の徒弟がその大切な節目の一つである「瑞世(ずいせ)」のため、大本山總持寺へ拝登してまいりました。
そこで、曹洞宗の僧侶が住職となるまでの歩みを、簡単にご紹介いたします。
① 得度式
まず最初は得度式です。
師匠に弟子入りし、出家して仏弟子となる最初の大切な儀式です。
この段階では、「上座(じょうざ)」と呼ばれます。
② 結制安居・法戦式
次に、本山や専門僧堂などで修行を重ねます。
結制安居の中では、修行僧を代表する「首座(しゅそ)」を務め、法戦式において問答を行い、これまでの修行の成果を示します。
この段階を経て、「座元(ざもと)」と呼ばれるようになります。
③ 嗣法・伝法
続いて、師匠から血脈と仏法を正式に受け継ぐ「嗣法・伝法」の儀式があります。
師匠から弟子へ、正しく法が継承され、一人前の仏弟子として歩んでいく大切な節目です。
④ 瑞世
そして今回、徒弟が臨んだのが「瑞世」です。
曹洞宗の両大本山である、福井県の大本山永平寺と、横浜市の大本山總持寺へ拝登し、ご本尊様へご拝謁します。
翌朝の朝課では導師を務め、いわば「一朝の住職」を勤めます。
一般には「一夜住職」ともいわれる、僧侶にとって大切な儀式です。
瑞世を終えると、「和尚(おしょう)」と呼ばれるようになります。
⑤ 晋山式
その後、実際に寺院の住職として就任する際に行われるのが「晋山式」です。
新たに住職となる僧侶「新命(しんめい)」が、仏祖や檀信徒の皆様に、正式にその寺へ就任したことをご報告し、お披露目する大切な儀式です。
次の世代へつなぐために
現住職は、おかげさまで健康を取り戻し、現在も元気にお勤めしております。
本人は、
「80歳までは頑張る!」
と目標を掲げております。
まだまだ先の話ではありますが、いつの日か現住職が退堂する時を迎えるまでに、後継者となる徒弟には、少なくとも今回の「瑞世」までを済ませておく必要があります。
そのため今回、徒弟はまず大本山總持寺へ瑞世に行ってまいりました。
そして今週末には、もう一つの大本山である永平寺へ瑞世に行く予定です。
一つひとつ大切な節目を重ねながら、次の世代へと法灯をつないでまいります。
とはいえ、まだまだ現住職には頑張っていただきます。
ただ……
そろそろ副住職にも、もう少しお仕事を分けてください。🙏(寺族)(笑)
これからも温かく見守っていただけましたら幸いです。
福地山 耕田寺
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